2011/09/12

中秋の名月


8月の何かに必死に戦っているような暑い空が、「また来年」と去っていき
空が少し高くなり、空気が澄んで秋の匂い「一年ぶり」と9月がやってきた
私は毎年この時期からの変化が大きい

美しいまんまるな月
今夜は中秋の名月

中秋の名月は、秋の収穫に感謝し、その年に収穫された里芋や枝豆などをお供えしたのが始まり
実りの秋「豊作への祈り」が込められて「中秋の名月」の「お月見」の習慣が生まれたとのこと
森羅万象、自然の恵み、人間を超えた大きな存在への祈りが込められた意味合いの強い行事
だから「お供え」する事に意味がある

さらに、お月見と言えばすすき。これも、中秋の名月でお供えすることが一般に行われる
子どものとき、お月見団子をみんなで作り、毎年近くの山に母と妹と探しに行ったのを思い出す

いろいろな食べ物をお供えして月を愛でる
秋は、いろいろな作物が収穫の時期を迎える
枝豆、里芋、そして団子の材料となるお米なども、秋が収穫のシーズン
月は、ほぼ30日で満ち欠けを繰り返し、夜空で規則的な満ち欠けをする月は、古来からカレンダーとして重宝されてきた
種まきや収穫の時期をいつにするかといったときに、昔から月の満ち欠け、あるいは月の満ち欠けを基準とした暦を頼りにしてきた
そういった、農耕に役立ってきた月に感謝の意を込めて、収穫された作物をお供えして感謝の意を表した、ということがそもそものお供え物の意味だったそう

母が大切に、毎年当たり前にやってくれていた意味を、その豊かさを想う
たくさんの季節の行事、その意味、そこからの想い

こどもの情緒を育むということ
日本人として日本の四季や行事の意味を知ること、今ここに繋がっている

日常の忙しさにまぎれていると、時々忘れてしまう
今の居場所で立ち止まって振り返ってみる、お月さまを見てみる

穏やかで、静かな世界が広がる

今 わたしがここにいること
今 あなたがここにいること
命や想いは繋がって 巡りめぐっているということを